「稼げるライターになるにはどうすれば良いんですか?」

と聞かれることが多い。みんな、稼げるライターになるには特別な文才とか、類稀なライティングテクとかその辺を気にするが、実はもっとコアな部分が重要であることに気づいていない。

それが何かというと「体力」だ。

これはライターに限らず、正社員の仕事でも、勉強でも、スポーツでも全てに共通する。

勝負に勝ち抜いていくには、基本的に体力が必要である。

なぜなら、フリーランスライターという仕事は非常に体力を使う仕事だからである。

休みはあるようでない。朝から晩までクライアントの対応をする必要がある。そして、クライアントからもらった仕事をこなすのも、朝から晩まで時間がかかる。

ライターは自分の時間という人的資本を原資にしてお金を稼いでいる。つまり、自分が労働することによって収益を得るモデルだ。

ということは、朝から晩までデスクにしがみついて原稿を書き続ける体力が必要不可欠ではないか。

「いや、ライティングは技術やテクニックがあればなんとかなるでしょ」と思う人もいるかもしれないが、技術を支えるのは常に体力だ。

最初のうちは良いかもしれない。が、クライアントと信頼関係を積んでいけば行くほど、当然ながらクライアントからいただく仕事の量も増えてくる。

発注者はなるべく信頼できるライターさんを探していて、一人そういった人が見つかれば、まるで依存するかのように一箇所に大量受注する。そう、デキるライターは発注者にとって手放せない存在なのである。

しかし、そんな期待に答えるには、それ相応の体力と忍耐力が必要だ。

ライターが外注せずに月40〜50万円を稼ごうと思うなら、月にざっと20〜30本くらいは記事を書く必要がある。

仮に文字単価4円×3000文字=12,00円が一本だとすれば、月に30本こなしてやっと360,000円の収入となる。

毎日一本記事を書いてこれくらいだ。ライターが収入を得るには、書く本数を増やすか、単価を上げるか。この2つしかない。しかし、単価はそう簡単に上がるものでもなくて、量をこなしてやっと上がるものでもある。

そう、ライターは体力勝負と言っても過言ではないのだ。

だから、僕はこれからライターで長期的に稼いでいくなら、一度毎日圧倒的な文量を書く経験をしてみることをおすすめする。

僕はライターになりたての時代、1日10時間スタバで原稿書き続けたこともある。

あれは会社員時代。六本木一丁目駅から歩いてすぐの「アークヒルズ」に入っているスタバ。そこの席で僕は10時間くらい原稿書いて、気分が悪くなって吐きそうになったことを今でも覚えている(笑)

文字単価1.5〜2円くらいの記事をひたすら書いて書きまくる日々。

それ以外にも、カフェを4件はしごして一日中原稿を書き続けたり。そんな経験もあって、今では毎日の作業量に関する「当たり前の基準」が圧倒的に上がった。

それもあるおかげで、多少の仕事量はもう慣れた。要は、体力がついたのである。

というか、ライターに体力がいらないわけがない。

普通の人がやったら、多分気が狂いそうになるだろう。

だって、一日中文章を書き続ける仕事なのだから。

学生の時に、あなたも「卒業論文」を書いたのではないだろうか?

卒論を書くとき、あなたも本当に気が滅入ったはずだ。おそらく、僕も卒業論文は文字単価10円で代行してくれと言われてもやらないだろう。

それくらい、文章を書くのは面倒だし、エネルギーを使う仕事だ。

「文章を書くのはしんどいし面倒だ」

そういう理由でライティングを外注する経営者さんもいる。

そこを舐めてかかっては、フリーランスライターとして成功の道はない。

「今頑張っていれば、きっと将来は楽になる。」

そう思って記事を書くライターも多いのではないだろうか?

しかし、おそらくそんなことはない。単価が上がって市場価値の高いライターになればさらに仕事が舞い込んでくるので、もっと忙しくなるはずだ。(もちろん、それは喜ばしいことである)

しかも、単価が上がればそれ相応の責任や重圧ものしかかって来る。あなたにたくさんお金を支払っているということは、それだけ期待されているということであり、それだけ頼りにされているということなのだから。

体力と同じくらいに、次は「精神力」が必要となる。

「月収100万円のライターになりたい!」

そう願う人もいるだろう。

しかし、それを成し遂げる為にはメンタルも鍛える必要がある。

毎月100万円分のお仕事をもらうということは、毎月100万円分の責任を背負うのである。

例えばあなたが、いきなり「今月1億円分の仕事振るから、頼むよ」と言われたとする。

「よっしゃー!1億円ゲットだぜ!」って思うだろうか?

おそらく

「え、1億円...?なんか不安だな...失敗したらどうしよう...」

と思う人が大半ではないだろうか。

それはなぜかというと、1億円を手にできる喜び以上に、1億円という責任とプレッシャーがのしかかるからだ。

もちろん、金額多くなればなるほど、要求も増えるかもしれない。やるべきことが増えるかもしれない。

しかし、そこでへこたれてしまってはおしまいだ。

フリーランスは自分が稼働できなくなってしまったら、収益が止まるのだから。

そして、もしかするとこれを読んでいるあなたも「将来は外注化したい」と思っているかもしれない。

しかし、技術だけ磨いて体力も精神力も中途半端な状態で外注化を試みたとて、きっとうまくはいかない。むしろ、絶対に詰む。

外注化するということは、お客様以外に関わる人が増えるということだ。お客様と外注先の双方に挟まれて仕事をすることになる。

自分が外注したライターが、本当に自分の要望通りに記事を書いてくれるだろうか?

もしかしたら、全く違ったような記事を書いてくるかもしれない。

そうなった時に、誰がカバーするのか。そう、自分しかいない。

おそらく、相当メンタルが折れるし、体力も使うだろう。

そして外注化して仕事を受けていくとなると、クライアントの数も記事の受注数も増える。

そんな中で、本当に体力を育まずして仕事を遂行できるだろうか?

心して挑まないと、きっと挫折する。

僕はかれこれ4年間ライター・ディレクターとして活動してきた。

今年の4月には法人化までもしたが、これだけは言える。

「毎日体力勝負。精神的に折れたらもう負け。」

もちろん、ライターに技術力も必要だ。

しかし、それよりももっと大事なものがある。

そしてある程度の体力があれば、技術力は後から勝手についてくる。

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